コロナ対策に有効的な有効塩素濃度35ppm以上の次亜塩素酸水とは
解決するお悩み
- 「コロナ対策に有効な次亜塩素酸水ってどのようなもの?」
- 「次亜塩素酸水を効果的に使うのはどうすればいいの?」
こんな悩みを抱えている方に役立つ情報です。
このブログで伝えること
- 次亜塩素酸水について
- 使い方の注意点
- 濃度による使いわけ方
- 実際の有効性
についてお伝えします!
次亜塩素酸水は、消毒として使われており、withコロナ対策として注目されています。
しかし、本当に効果があるのかという疑問の声が上がることも。この記事では、次亜塩素酸水について解説していきます。
次亜塩素酸水とは
次亜塩素酸水とは、菌やウイルスの消毒に使われるものです。
たんぱく質を分解する性質がある次亜塩素酸、もしくは次亜塩素酸イオンを含む水のことを呼びます。
有効塩素濃度は、10~80ppmの間です。
なぜ注目されているのかというと、2020年6月26日に経済産業省と製品評価技術基盤機構(NITE)が、新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について最終報告を発表したからです。
次亜塩素酸水を使うときの注意点
次亜塩素酸水は、正しく使わなければ効果を得られません。
ここからは、先述した最終報告を踏まえて、次亜塩素酸水を使うときの注意点について解説していきます。
汚れをあらかじめ除去しておく
汚れとは、手垢や油脂などの有機物のことです。
汚れがある状態で次亜塩素酸水を利用すると、有機物と反応してしまい十分な効果を得られません。
次亜塩素酸水を利用する場合は、事前に汚れを除去しておきましょう。
対象物に適した量を使う
次亜塩素酸水は、対象物に対して十分な量を使う必要があります。
使用する量は一定ではなく、使用する対象物によって適した量が異なります。
次亜塩素酸水の利用に適した量の使用を意識しましょう。
次亜塩素酸ナトリウムと混同しない
次亜塩素酸水と名前の似ている「次亜塩素酸ナトリウム」は、全く違うものなので混同しないようにしましょう。
次亜塩素酸ナトリウムは、コロナ対策として物品の消毒に使用することが推奨されています。また、次亜塩素酸水よりも殺菌能力が高いため、扱いには注意が必要です。
次亜塩素酸水の濃度による使いわけ
次亜塩素酸水を流水でかけ流すときは、「有効塩素濃度35ppm以上」、拭き掃除に使うときは、「有効塩素濃度80ppm以上」が推奨されています。
噴霧はあまり効果がでないため、基本的にはひたひたに濡らしたり、かけ流してから拭き取るので多くの量が必要になるのです。
私たちも噴霧は効果がないと判断し、人体に安全とは明言されていないため、現在は掃除などに活用しています。
次亜塩素酸水の有効性について
有効性について、厚労省のホームページに掲載されているレポートを元に調査しました。
レポートでは、微酸性次亜塩素酸水(PH5.2、有効塩素濃度57ppm)だった場合に、以下の微生物へ添加し経過を観察しました。
・大腸菌、黄色ブドウ球菌、MRSA、サルモネラ菌、緑膿菌、レンサ球菌、枯草菌、カンジダ、黒コウジカビ
時間の経過と共に生菌数を測定し、殺菌効果を検討した結果、枯草菌以外の微生物に関しては1分でほとんどが死滅したのです。枯草菌については、接触3分後にほとんど死滅しました。
つまり、ひたひたにした状態で1分くらい置いておくと、殺菌効果があるということがわかりました。
まとめ
次亜塩素酸水は、コロナ対策に効果的だと注目を集めています。
ただし、適切な使い方でないと効果が得られないこともあります。
次亜塩素酸水の殺菌効果はあるものの、まだまだ活用方法に関する情報が不足しています。
もう少し詳細な活用方法が提言されることで、日常的に次亜塩素酸水を取り入れる人が増えるでしょう。