googleの広告 Adwordsの効果を最大限に活用する為の8つの基本ポイント

google ウェブサービス マーケティング

google adowords(アドワーズ)は、googleの検索エンジンを使った検索結果や、googleネットワークと呼ばれるgoogleと提携したホームページやブログに表示される広告です。

掲載場所も選択する事ができ、文章だけを表示するテキスト広告以外にも画像、動画を使用した広告があります。
今回は、アドワーズ広告を利用する為の基礎を知っておきましょう。

 

googleネットワークって?

googleネットワークには、2種類あり、規約を守れば誰でも広告を出す事ができます。

その1:検索ネットワークとは?

一番有名なのがgoogleの検索をした時の結果ページ、google マップやgoogle 画像検索に、googoleショッピングから、検索パートナーと呼ばれるgoogleの検索エンジンを利用しているウェブサイト、検索結果の関連ページや、google AdSenseを導入しているブログやホームページを指します。

その2:ディスプレイネットワークとは?

設定したキーワードのテーマに基づいて広告を表示する、gmailやyoutubeなどのような google関連サイトを指します。
googleマップはこちらにも含まれます

 

アドワーズ広告の掲載場所

掲載場所は以下の3つの種類があります。
それぞれ、表示で課金されるのではなく、クリックして指定のウェブサイトに訪れた時に課金されます。

キーワードターゲット

googleの検索結果に表示される [広告] のアイコンが表示されている部分が、このキーワードターゲットです。
出稿者が指定したキーワードが、googleの検索窓に入力された時に、指定されたタイトルと文章が表示されます。
検索連動型広告とも呼ばれています。

コンテンツターゲット

設定したキーワードやトピックに基づき、広告と関連するディスプレイネットワークに表示される広告です。

プレースメントターゲット

特にキーワード等は指定せず、ディスプレイネットワークの中から掲載したい場所を選んで広告を表示します。
特定の場所を選択して広告を表示する手動プレースメントと、設定したキーワードやターゲット設定方法に基づいて、関連性の高い場所に広告を自動的に表示する自動プレースメントがあります。

 

掲載する事ができる広告の種類

テキスト広告

見出しと、広告本文、表示URLで構成される広告です。
スポンサードリンクとも呼ばれています。

イメージ広告

バナーを制作して、ディスプレイネットワークの中で、画像掲載を許可されたウェブサイトに掲載されます。

動画広告

youtubeを活用して、動画広告を表示する場所やタイミング、動画のターゲットを指定できます。

 

 

AdoWords広告の運用管理

google AdWordsは、専用の管理画面が用意されており、キーワードの選定から広告の出稿について、また効果測定や費用の消費量など、簡単に管理できるようになっております。

google adwords管理画面

キャンペーンヤアカウント毎のクリック単価やかかった費用、クリック数やコンバージョン(成約率)など、一覧表で表示されるので、一目瞭然です。

 

広告を低予算で運営する事も可能

googleの提供するリスティング広告(AdWords)は、入札制で最低入札価格1円から可能となっています。
ですが、人気の高いビッグキーワードは、検索数も多く、出稿する企業も増える為に自然と価格は高騰します。
また、イベントシーズンだけの短期間だけのキーワードも高騰しやすくなります。
例)クリスマス、夏休み、お歳暮 etc

メリットは、広告表示回数が非常に多くなるため、クリックされる確率はすくなくても宣伝としての効果は高く、ブランディングを強化したい場合には非常に有効となります。

ビッグキーワードの例)英会話

では、広告予算を抑える為の出稿方法とは?

ビッグキーワードに地域やサービス等を追加して、複数のキーワードで出稿をします。
キーワードの数が増えれば増える程、その検索数は少なくなります。そのため表示される回数も少なくなりますが、キーワードを多く入力して検索してくる閲覧者は、見込み客の可能性が高く、クリックにもつながりやすい上に、自社のウェブサイトにアクセスした際に、アクションを起こしてくれる可能性がとても高くなります。

広告予算をあまりさけない場合には、複数のキーワードを含めたキーワード指定(いわゆるスモールキーワード)で出稿する事で、見込み客を多く呼び込み、対費用効果を高くする戦略をとるのが上策となります。
あわせて、次に説明する『キーワードマッチタイプ』を併用する事で、さらに効果的に見込み客に広告を届ける事ができます。

 

キーワードマッチタイプとは

google に広告を出すキーワードを選定する時に、どれだけ幅広く広告を表示するかを決める事ができます。
このマッチタイプに設定を間違えると、想定していたユーザーに広告が届かなかったり、予算が大幅にかかってしまうので気をつけて下さい。

キーワードマッチ

部分一致

指定したキーワードの関連語句や類義語で検索された場合でも、広告が表示されます。
なので、露出は高まりますが、かなり幅広く広告が表示されるので広告予算増大にもつながります。

• キーワード: 子猫
• 広告が掲載される検索語句の例: 猫、子猫 写真、子猫の里親

絞り込み部分一致

指定したキーワードの表記ゆれ、誤字が含まれる場合の検索までふくめて、検索結果に対して広告が表示されます。
複数キーワードで検索をかけた場合、設定したキーワードの語順が逆でも表示されます。

• キーワード: +里親 +子猫
• 一致する検索の例: 子猫の里親、子猫の里親になる方法、子猫 里親

フレーズ一致

指定したキーワードの表記ゆれ、誤字が含まれる場合、さらに他の語句が加わった場合の検索キーワードに対してのみ広告が表示されます。複数の語句のキーワードの場合、語順も一致している場合に表示されます。

• キーワード: “子猫の里親”
• 一致する検索の例: 子猫の里親、子猫の里親になる方法、子ねこの里親

完全一致

AdWordsの管理画面で設定したキーワードそのもの、もしくはその表記揺れ誤字で検索されます。
指定していないキーワードは含まれていない場合にのみ広告が表示されます。

• キーワード: [子猫の里親]
• 一致する検索の例: 子猫の里親、子ねこの里親

除外キーワード

指定されたキーワードで検索された場合には、広告は表示されません。

• キーワード: -無料
• 一致しない検索の例: 無料の子猫の里親、無料の子猫カレンダー、子猫を無料で引き取る

このように、キーワードのマッチタイプの設定次第で、広告の表示の仕方が変わってきます。
目的と、届けたい閲覧者をしっかりと想定して、入稿するキーワードがどこまで広がりをもって表示されたいのかをしっかりと意識して、適正コストで運営し、効率よく見込み客を誘導しましょう。

 

キーワードプランナーを使って自社に有効なキーワードを見つける

 キーワードプランナーとは?

キーワードや広告グループの候補を検索すると、キーワードの月間検索数や広告を出稿した時のおよその見積りを確認する事ができます。また、関連のキーワードもあわせて表示されるので、自社の商品・サービスに必要なキーワードを見つける事もできます。キーワードは1つだけでなく、複数の組み合わせでも調べる事が出来ます。

キーワードプランナー

キーワードプランナーは、Adwordsのアカウントを持っていれば、誰でも利用する事ができる無料のツールです。

キーワードプランナーを利用するメリット

  • 新しい商品・サービスのキャンペーンを行う時に、それらに関連性の高いキーワードや広告グループの候補を検索する事が出来ます。
  • 過去の掲載結果データから、予想クリック数や推定コンバージョン数などの予測データを取得できます。
    これにより、キーワードの入札単価や広告の予算を決定する際にも役に立ちます。

リマーケティングを活用する

リマーケティングとは、自社のウェブサイトにアクセスした事がある閲覧者に、アプローチできる機能です。
以前、自社のウェブサイトにアクセスをし、その閲覧者がgoogle ディスプレイネットワークに参加している別のサイトにアクセスしたり、商品・サービスに関連したキーワードでgoogle 検索をすると表示されます。

一度興味をもって訪問したユーザーに再度アプローチをする事ができるため、非常に成約率が高くなります。

リマーケティング機能を使用して、ウェブサイトに訪問した事があるユーザーにアプローチをするために、リマーケティングリストを作成する必要があります。

 

まとめ

今回はgoogleのリスティング広告であるAdWordsを、効率よく使用するために抑えておきたい基本ポイントをまとめました。広告を出した事がある広報担当者であっても、意外と知らなかった部分やあいまいなところもあったのではないでしょうか?

コストを抑えて、効果を最大にするには、専門用語の意味や機能を把握しておく必要があります。
知らなければ、予算ばかりかかって効果が出ない!広告媒体になってしまうからです。

リスティング広告管理をアウトソーシングする企業はとても多いと思います。
しかし、基本的な見方や用語が分からないのでは、予算が適正なのか適正でないのか?という判断すら出来ません。

AdWordsの管理画面をみて、動きが把握できるぐらいになっておかなければ、思っていた方向と違うところに予算が透過されていた、、、なんてことも、あり得なくはありません。

しっかりと基本をおさえて、優良な見込み客をより多く自社ウェブサイトに誘導する為に、リスティング広告を運用して下さい。